Sequence Makerでは通信コマンドを送信する際のウェイト時間を設定できます。
今回はこのウェイト時間について説明していきます。
送信前ウェイト
1つ目は「送信前ウェイト(秒)」です。
これはリボンの「コントロール」で設定します。
ここで設定したウェイト時間は全てのコマンドに対して適用され、
ウェイト時間経過後にコマンドが送信されるようになります。
全てのコマンドに一律にウェイトを入れたい場合に便利です。
専用コマンド#SLP(数値)のウェイト
2つ目はSequence Maker専用コマンドの#SLP(数値)です。
#SLP(数値)を使用すると、指定された時間処理を一時停止します。
シーケンスの中で一時的にちょっと待ちたい時などに便利です。
ウェイト時間の単位
どちらのウェイト時間も数値の単位は「秒」です。
「1」と設定すれば1秒のウェイトになりますし、
「50」と設定すれば50秒のウェイトになります。
試しに、オプションの「日時を出力」にチェックを入れて確認してみましょう。
今回は#SLP(1)で1秒のウェイトを入れてみます。
確かに1秒ごとにシーケンスが進んでいることが確認できます。
では、ms単位のウェイトを設定したい場合はどうしましょうか?
実はSequence Makerのウェイト時間は小数値で指定することができます。
なので、例えば500msのウェイトを設定したい場合は「0.5」と指定すればOKです。
200msなら「0.2」です。
1.5秒なら「1.5」です。
では、実際に0.5秒のウェイトを確認してみましょう。
こんな感じに0.5秒ごとにシーケンスが進んでいることが確認できます。
ちなみにSequence Makerのタイマー精度はOSやPC環境に依存するようで、
あまり厳密な時間は期待できません。
例えば1msのウェイトができるかと言うと、ちょっと厳しそうです。
ざっくりとしたウェイト時間だと思っておいたほうが良さそうです。