Keysight IOライブラリ・スイートでNIのGPIB-USB-HS+を使う

先日、メルカリをなんとなく見ていたら、

なんとNIのGPIB-USB変換器が15,999円で売られているのを発見!!

しかもアナライザ機能付きのモデル(GPIB-USB-HS+)!!

市場価格だと10万くらいしますよね、これ。

・・・というわけで、迷わず購入しました。

数日後、無事にGPIB-USB-HS+が届いたので、接続確認をしました。

まずは何も考えずにUSB接続。

なんと!最近のWindows10ならドライバ自動で入っちゃいますか!

すばらしい!・・・と思ったけれど、デバイスマネージャーを見ると…

あーやっぱダメね。

というわけで、まずはドライバーのインストールから。

NIのサイトからNI-488.2をダウンロードしてきます。

NI-488.2 のダウンロード
NI-488.2をダウンロードして、サポート情報をご確認ください。このダウンロードページを使用して、NI-488.2にアクセスできます。また、利用可能なすべてのエディションは、このダウンロードページから入手できます。

オンラインインストーラの指示に従ってインストールを進めます。

初期状態でいくつかインストール項目にチェックが入っていますが、

とりあえずそのまま進めてい行きます。

すると、VISAライブラリー競合のお知らせが。

どうやらKeysight IOライブラリ・スイートをインストールしてあるのが影響しているみたい。

なので、ちょっと戻ります。

インストール項目の、

  • NI-VISA構成サポート
  • NI-VISA対話式制御

にチェックが入っていると、NI-VISAがインストールされる関係で、

先ほどのお知らせが出るようです。

とりあえず「全て選択解除」でチェックを全て外し、よく使いそうな

  • NI I/O Trace
  • NI-488.2 MAXサポート

だけチェックを入れて先に進みます。

無事にインストール完了!

そして再起動めんどい。

再起動が終わったら、デバイスマネージャーを確認してみます。

イイ感じに認識しています。

ちゃんと、アナライザーも使えるようですね。

試しにNI MAXを起動して、GPIBの通信確認をします。

*IDN?の応答も取れたので大丈夫そう。

さてさて、本題のKeysight IOライブラリ・スイートでの通信確認をします。

Keysight Connection Expertを開くと。。。

ちゃんと「NI GPIB (GPIB0)」として認識し、

34401Aも認識できてるじゃないですか!!

すばらしい。

ではSequence Makerで通信確認します。

VISAのアドレス検出も問題無く成功。

ちなみにVISAを使用せずに、直接「GPIB(NI)」を選択してもOKです。

というわけで、Keysight IOライブラリ・スイートでNIのGPIB-USB-HS+を使うことは可能ですが、

Keysight IOライブラリ・スイート とNI 488.2の両方をインストールする必要があるので、

ちょっと面倒です。

NIのUSB-GPIB変換器を使うなら、素直にNI-VISAを使えば良い気がします。

NI-VISA のダウンロード
NI-VISAをダウンロードして、サポート情報をご確認ください。このダウンロードページを使用して、NI-VISAにアクセスできます。また、利用可能なすべてのエディションは、このダウンロードページから入手できます。

ちなみにGPIBのアナライザ機能はこんな感じです。

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